errand

日本語でよく「〜な事」といいます。例えば、「そういった事は、彼に聞けばいいよ」など。この亡羊とした「事」は、状況に応じて英語にしないといけないのですが、英語にももちろん、こういった曖昧な「事」という表現はあります。例えば、
Probably he can handle all those testing "thing". (そういったテスト関係のことはきっと彼はできるよ)
もっと曖昧な表現なのはthingの愛称形みたいな"thingy"です。
A: You know, that one at the right-upper corner, the x mark "thingy," you know....
B: Oh, the Close button?
A: Right, right!
この場合、"the x mark thingy"というのは、「Xマークが付いた奴」のように、日本語でも「奴」という表現を使います。本当になんだかよくわからないときにしかこのthingyは使いません。わかっているなら、the control button with a crossing markなどとはっきり説明したほうがいいわけで(当然か)。
さて、今日来たメールに面白い表現が。
Leaving at 3:00 today, have to run an errand before going home.
この、run an errandというのは「ちょっとした用事を足す」ということで、「ヤボ用事があるんだけど」という表現になります。ヤボ用っていうのも何のことだかさっぱりわかりませんが、このerrandも同様。英語でもオブラートに包みたいことというのはよくあります。上記のメールメッセージも、「所用で早く家に帰ります」というよりは、単刀直入に、
Leaving at 3:00 today
と言えばいいわけです。曖昧に表現することで、なんだか後ろめたさがにじみでています。ちなみにeomはend of message。さしずめ「終わり」って感じでしょうか。