ITコーパス君 - bother

最近仕事マシンを新調しました。最近視力が芳しくなく、眼科の先生によるとaging(老化)とのこと。老眼とはまたちがうのですが、視界にぼけたスポットが出始め(特に左目)、これが視力を低下させることになっています。ぼけスポットが見たいものに重なると何も見えませんが、スポットがすっとずれたら即見えるのです。つまり、視力そのものが低下したというよりは、ぼけスポットが増えたということでしょうか。まあ原因はともかく視力はぼろぼろであることには違いありません。そこで、12インチスクリーンではもう対処しきれず、14インチに新調したということです。ところが、熟考した末にワイドスクリーンにしましたが、みごと裏切られました。結局ワイドというのは縦の解像度を犠牲にしているだけで、決して全体的に大きくなっているわけでは必ずしもありません。特に最近のOfficeはリボンバーがものすごい領域を使っているので、縦のスペースがなくなるというのは辛い・・・。まあそれでも12インチよりはまだ見やすいですがね。
さて、そのぼけスポットは私にとって本当にbotheringなものです。botherというのは「迷惑をかける」、「わざわざ何かをさせる」という意味です。「骨折り」というニュアンスがぴったりで、よく「ご迷惑をおかけしますが・・・」という日本語の表現を強引に英語にしようとすると登場する単語でもあります。
When we add items to the list, we don't bother calling the control methods.(リストにアイテムを追加する際には、わざわざコントロールのメソッドを呼び込む必要はありません)
「わざわざ〜する」と読めばすんなり理解できます。ところが、ちょっと転ずるとよく言う表現につなげることもできます。
Don't bother!
と言えば、「わざわざそんなことする必要ないよ」ということですが、「そんなこと、どうだっていいじゃないか」ということにもなります。他人がなにかをやろうとしているときに、「そんなことどうだっていいから!」と言う時は、単にDon't worry about it.とういうより、Don't bother.といったほうがニュアンスが強まります。一方、自分がやろうとしていることに対して「どうだっていいから、やらない」という場合は、
I woudn't bother.
といえばいいです。
部下:Chief? Should I rebuild the whole project now? (ボス、プロジェクト全体を再度ビルドしますか?)
上司:I wouldnt' bother.(いいよ、そんなの)
別な表現でいくらでも言えることばかりですが、bother一つで広がりが出てきますので、覚えておくと便利です。