Quite frankly

今日は大きな部署全体の会合が1時間あり、これからの指針に関するプレゼンを、ピザを食べながら聞きました。とにかくこの手のBig Picture的なプレゼンではよく耳にするキーワードがドスドスと出てきます。strategy, vision, mission, philosophy, etc. ビジョンとってもそう大きく何かがかわるわけではないので、ワーワーと説明しているわりには、別にコアの部分は斬新さにかける内容が多いわけですが・・・。ところで、最近のプレゼンでよーく耳にするキーワードが、bubbleとpillarです。前者は「泡」、後者は「支柱」。何のこっちゃって感じですが、なかなか日本語にさらっとできない、抽象的な言葉です。言ってみれば、おおきな「分野」みたいなもんです。例えば、時期開発プロジェクトに関して、デザイン、開発、テストといった大きな役割分担でのプロセス改善をしようとします。そのとき、デザインプロセス改善の担当者を決めて、一人が議論をリードするような、そんな状況を想像してみてください。このとき、プレゼンの資料のあるページに、丸か四角のようなシェイプで、デザイン、開発、テストといった主要なプロセス分野について描き、それぞれについて詳細な情報を書き込むのではないでしょうか。こういったタスクを分割して問題点を洗う分野を絞ったようなとき、それぞれのエリアをBubbleとかPillarのように表現するわけです。Pillarは大きなVisionを支える支柱と考えればわかりやすいでしょう。日本語でも「○○の三本柱」などといいます。同じようなノリでBubbleというのも使われます。なぜBubbleかというのはちょっと不明ですが、フォーカスグループを表現するときに円形の図形を使うケースが多く、それが泡に似ているからなんでしょう。
We are going to split our focus into three bubbles, "design", "test" and "development." (我々のフォーカスを3つのバブルに分け、それぞれをデザイン、テスト、開発とします。)
英語でBig Pictureに関してプレゼンする場合、こんな言葉を使ってみるといいかもしれません。
さて、今日のお題ですが、これらとはまったく関係ありません。実は、今日のプレゼンでやたらと、"quite frankly"というのが連発されて気になっただけのことです。これは日本語で、「はっきり言って・・・」という奴です。
Quite frankly, we're not going to start discussing details soon.(はっきり言って、すぐには詳細の議論には入らないでしょうね)
日本語でも、何かを言って最後に「・・・、はっきり言うとね。」と付け加えることがあります。英語でも、何かを言ってから、「正直に表現したな」と思ったら、最後に、...., quite frankly.としてもいいわけです。表現のつなぎにも使えるので、こういった言い回しを身につけると会話がスムーズにいくでしょう。