すり合わせ

最近、「打ち合わせ」という表現が雅楽から来ていることを知って、ちょっと驚きました。典型的な”会議用語”と雅楽というのがあまりにかけ離れていたのでちょっと面白いですよね。似たような表現で、「すり合わせ」がありますが、英語では次のように表現できます。
I need to sync up with Mike before we go to the customer. (客先に行く前にマイクとすり合わせしておかないとね。)
「意見のすり合わせ」ということでsynchronizeを短縮したsyncを使います。まさかと思いますが、プログラミングなどで使う「同期」(synchronize)を用いているわけではないでしょうが、少なくともITの現場ではよく使う表現です。別にこんなのもあります。
We need to be on the same page before we discuss further.(これ以上議論が深入りする前に、同じ土俵にいるかどうか確かめないと)
Don't worry. We are on the same page.というと「大丈夫。考えていることが同じだから。」という意味。be on the same pageで、「考えや筋が同じだ」という意味になります。「全員が意を一つにする」というのも、
We need to bring everyone on the same page.
などと表現できます。
We have to have the same opinion.
などと言っても通じますが、なんだか「日本人英語」っぽいですよね・・・。