second

今日は長男の誕生パーティで、「現地校」の友達(なので日本人以外の友達)、「補修校」の友達(日本人の友達)が、遊戯施設のあるパーティー場に集まってワイワイ楽しんだ(この「補修校」とか「現地校」というのはアメリカに住む日本人のいわばJargonで、これらについてはまた詳しく説明する機会が出てくるでしょう)。そこで、バーステーケーキを切って食べていたところ、一人の男の子が、
Can I have seconds?
これ、とっさにはわかりませんでしたね。頭の中ではこの表現と”葛藤比較”していました・・・
Can I borrow minutes from you? (ちょっと時間ある?)
つまり、seconds(秒)という思い込みから意味が取れなかったわけです。「なんでこの子がこの場面で「時間ある?」って言っているのだろう?」「なんでminutesではなく、secondsなの?」。確かに、「ほんのちょっと時間ある?」と言うときは、Do you have a second?と言うけど・・・。もうこうなったら絶対に意味はわかりませんよね。妻に「おかわりほしいって?」と指摘されるまでわからず(_| ̄|○)。その子はきっと「なんだこのオヤジ、アホか?」とでも思っていたんでしょうね・・・。
さて、このsecond、会議なんかでは次のように使われます。
I second it!(右に同じ!=それ賛成!)
「同意する」という意味で使われます。
A: I think it makes sense to use the workflow system. (そのワークフローシステムを使ったほうがいいと思うんだけど)
B: Oh, yes, I second that! (その通り、賛成!)
ただ、気をつけたいのは、I agree with that.などの通常の「同意」表現と同じような感覚では使うべきではないでしょう。つまりやたらと多用すべきではないということ。このsecondというのは正式の会議(取締役会や議会など)で動議する際の表現です。
A: I move that we propose the FY08 Strategic Business Plans in the shareholder's meeting.
B: I second it.
"I move that..."というのが「〜を動議します」。これに対してほかの人がI second it.と言って同意すると、最終議論を確認して決議します。この表現から、日常でも「右に同じ!」と言うときにsecondを使います。このようにちょっとひねった表現なので多用するのはあまりよくないというわけです。