I’m on it!!

英語が飛び交う職場にいると、ネイティブから「はっ」と思わせる簡潔な表現をよく耳にします。今日聞いたのは、I’m on it!という表現。プロジェクトが遅れているので、何が原因か探る話し合いの中で、「あそこのデータベースの内容をコピーするのはどうなってるの?」と半ばイラついて聞いたら、即座に
I’m on it!
つまり「今やっているよ!」ということです。I’m working on it! というのが通常の表現ですが、簡潔にI’m on it!というと即答したいニュアンスが伝わって、「イラつき返す」には効果的ですよね(笑)
いいたいことをスムーズに言えるまで、この「簡潔表現のコツ」をつかむのに苦労します。それまでは頭にある日本語を英語に直すようにガリガリと話します。例えば、「あなたがあのチームにいた時・・・」という際には当然、
When you were in the team…
が常套じゃないです?もし頭の中で「あのチームに在籍していた時・・・の在籍ってなんて言うんだったっけ」などと考え始めたら何も口かが出てきません。ところが、実際の会話では、
When they had you…
とスパッと表現されたりもします。「僕のふるさとでは雪が降りますよ」というときに、We have snow in my home town.と表現できますよね。それと同じで、在籍というのもこんなくだけた言い方で十分なんですね。
当然、技術的な表現にも使えます。「コレクションに文字列以外のデータがあったらエラーになるよね」というのは、いつものようにThere is …とは言わず、
When the collection had any non-string values, it would error out.
と言えば簡単です。どうしても日本語が「ある」という表現なので、ここからhaveを口にするには慣れが必要かもしれませんね。
ところで、冒頭の「あそこのデータベースの内容をコピーするのはどうなってるの?」というのはどう表現しますか? 例えば、
What’s going on about coping data from that database?
これは
Have you done with copying data from that database?
というよりはニュートラルな表現。後者だと「お前やったんかいな!」と直接的な言い方でトゲトゲしいです。英語にも「婉曲」という考え方は十分にあるのでご注意を!